不着[語句情報] » 不着

「不着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不着の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
》、一包、キウリ一|樽《たる》お送り申しあげましたところ、御手紙に依れば、キウリ不着の趣き御手数ながら御地停車場を御調べ申し御返事願上|候《そうろう》、以上は奥....
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
疾の昔に着いて、と言うよりも、そこで恐るべき衝突事故を起してる筈の73号が、まだ不着だそうです!……事故は、途中の線路上で起ったのだ!」 で、私達は、早速二番....
帰去来」より 著者:太宰治
の餅と塩引、一包、キウリ一|樽お送り申し上げましたところ、御手紙に依れば、キウリ不着の趣き御手数ながら御地停車場を御調べ申し御返事|願上候、以上は奥様へ御申伝え....
田舎教師」より 著者:田山花袋
かれのこのごろの日記には、こんなことが書いてある。 十月一日。 去月二十八日より不着の新聞今日一度に来る。夜、善綱氏(小僧)に算術教ふ。エノックアーデン二十|頁....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
林町より(封書)〕 九月十一日 第八十七信 きょうは、それでも三日の手紙不着のことがはっきりして、わけがわかってようございましたね。 電報四時すぎつき....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
これはいいわ、きめていいでしょう? 三日のお手紙頂きました。三十日のはいよいよ不着です。どうしたのでしょう。そんなにあなたの手紙の好物なネズミってあるでしょう....
雑文一束」より 著者:平林初之輔
ロバビリティはより大きい。何となれば、同じ時に二通出せば同じ原因のために二通とも不着になるわけだからである。神経衰弱のひどい時分に、私もこういう経験をしたことが....