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「不稽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不稽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
蟆」にもククの古名があって、それをククの仮名に用いたのであったと考えても必ずしも不稽の説ではないのかもしれぬ。 ここにおいてか自分は考える。社会の落伍者たる浮....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
あるものは合理的のもの、事実を認められるものでなくてはならぬ。然らざるものは荒唐不稽の談である。世にお伽噺というものがある。猿や兎がものをいったり桃から子供が生....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
祖となったのだというのである。今一本には、遺子の名を佐恵久仁とある。もとより荒唐不稽取るには足らぬが、彼らに細工人という名のあった事はこれを認むべきものである。....
四谷怪談異説」より 著者:岡本綺堂
間が又それに雷同したのである。お岩が鬼になったから鬼横町であるなどというのも妄誕不稽で、鬼横町などという地名は番町にもあるから証拠にはならない。 この説もかな....