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不空
「不空〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不空の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
宝広博秘密陀羅尼経』には、随心陀羅尼を五万遍誦せば、※女王后を鈎召し得とあり。『
不空羂索陀羅尼経』に、緊羯羅《こんがら》童子を使うて、世間の新聞一切報告せしむる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
象《かたち》を画くに馬首蛇尾なりと出で、馬首蛇尾は取りも直さず海馬の恰好だ。唐の
不空訳『大雲輪請雨経《だいうんりんしょううぎょう》』上に馬形竜王あり。竜てふ想像....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
……」 一人が、そこで、詩を吟じ出してしまいました。 一鉢千家飯 孤身幾度秋
不空又不色 無楽還無憂 日暖堤頭草 風涼橋下流 人若問此六 明月浮水中 これ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
僧伝』一には天宝中西蕃、大石、康の三国の兵が西涼府《せいりょうふ》を囲む、玄宗、
不空三蔵をして祈らしむると、毘沙門の王子、兵を率いて府を援《すく》い、敵営中に金....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
のをとって、護摩木の下へ入れた。そして、口で
「※廬遮那《びるしゃな》如来、北方
不空成就如来、西方無量寿仏、金剛|薩※《さった》、十方世界諸仏、世界一切の菩薩、....
「回想録」より 著者:高村光太郎
る。そういう意味であの像はなかなかいいと思う。天平の乾漆は概して皆よい。三月堂の
不空羂索なども、大らかな堂々とした所があって、お頭も案外写生だけれども美しい。天....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
美の最もいさぎよきものである。 天平盛期となるとまず東大寺三月堂の乾漆の巨像|
不空羂索観音があり、雄偉深遠で、しかも写実の真義を極めている。写実はすべての天平....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
た。 三月堂の外観は以前から奈良で最も好きなものの一つであったが、しかし本尊の
不空羂索観音をさほどいいものとは思っていなかった。しかるに今日は、あの美しい堂内....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
可分なるを示します。これを人格化し五智如来といいます。大日、阿※、宝生、無量寿、
不空成就如来等です。 世間では、仏教以外のある宗教や、ある哲学や、ある思想およ....