不興顔[語句情報] »
不興顔
「不興顔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
不興顔の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
である。私の見幕が激しかったものだから恐れ入るものと思っていたところ、その店員は
不興顔に「旦那それは無理です」という。段々とわけを聞いて見るとこうだ。掛取りには....
「決闘」より 著者:神西清
ひた走る雲、霧を帯にした山やま、濡れそぼった樹々――何もかもが補祭には、ぶざまな
不興顔をしているように見えた。彼は小川で顔を洗い、朝の祷りを唱えると、舅の家で毎....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
お好きでも?」 「ま、半々か」 「ホホホホ。お気むずかしそうな。今宵は、そんな御
不興顔はせぬものでございますよ」 「なぜ」 「わたくしたちの召されたのも、花夜叉....