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「不識庵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

不識庵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
もっと進みますとも」 二人は膝を突き合せた。 越後春日山の城中である。主人は不識庵上杉謙信、客は剣聖塚原卜伝、ピッタリ顔を合わせてしまった。 しばらく二人....
謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
なり自ら幸徳と会見して、膝詰の懇談すればいいではないか。しかし当局者はそのような不識庵流をやるにはあまりに武田式家康式で、かつあまりに高慢である。得意の章魚のよ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ーン・エシックス》』(一八九六年)、明治四十二年『大阪毎日』の連載した蕪城生の「不識庵と幾山」によく論じあった。それと等しく婦人の不毛は必ず子なしと説く者西洋に....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
あの沢山な池田家の蔵書の中に、一冊の写本があったことを覚えている。それには、不識庵様日用修身巻 という題簽がついていた。不識庵とは、いうまでもなく、上杉謙....