与五郎[語句情報] »
与五郎
「与五郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
与五郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
えた。(大正3・8) 秋雨を衝いて箱根の旧道を下る。笈の平の茶店に休むと、神崎
与五郎が博労の丑五郎に詫証文をかいた故蹟という立て札がみえる。 五、六日まえに....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
桑名藩の飛地であったそうで、町には藩の陣屋がありました。その陣屋に勤めている坂部
与五郎という役人は、年こそ若いがたいそう評判のよい人であったそうで、与茂四郎とい....
「親友交歓」より 著者:太宰治
であろうか。 私は、ふと、木村|重成と茶坊主の話を思い出した。それからまた神崎
与五郎と馬子の話も思い出した。韓信の股くぐりさえ思い出した。元来、私は、木村氏で....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
すにつけても、前後|申後れましてござるが、老人は下谷|御徒士町に借宅します、萩原
与五郎と申して未熟な狂言師でござる。」と名告る。 「ははあ、茶番かね。」と言った....
「四十八人目」より 著者:森田草平
るまいというので、いよいよ振いたった。 三 これより先前原伊助、神崎
与五郎の両人は、内蔵助の命を帯びて、すでにその年の四月中江戸に下っていた。これは....
「平家蟹」より 著者:岡本綺堂
登場人物 官女 玉虫 その妹 玉琴 那須
与五郎宗春 旅僧 雨月 官女 呉羽の局 同 綾の局 浜の女房 おしお 那須の家来....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
考えてゆくと、勢源の実弟治部左衛門は、豊臣秀次に刀術を教えているし、その門人山崎
与五郎という上手は、富田家の聟になって、後に前田利長に仕え、末森の後巻に勇名をあ....