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「世の例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

世の例の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
し、乱世の民の苦しみに就て、互に物語ったとある。其の時其の大臣が、色々昔の乱離の世の例を引き出して「さまざま賢く申されけるに、宗全は臆したる色もなく」一応は尤も....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
という点で以て初めて、アリストテレスの共通感官(コイネー・アイステーシス)は、近世の例えば常識学派の哲学による常識に、連絡しているのである。 古典的なこの共通....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
下され。 其まゝに千代の鏡と氷るなり 結びあまりし今朝の薄氷 大きみの千世の例と老がつむ 心の根芹もえやしつらん など、思ひ候まゝかいつけ上候。....
山の人生」より 著者:柳田国男
取食ひて此上無く悦べる様なり。誠に深山に自ら生れ出でたる者なれば、かの洪荒と云ふ世の例も思ひ出でられてかゝる物食ひたるは始めての事なるべしと思はる。暫くありて此....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
んでいた。これは『藻塩草』という本にある話で、多分知っている人も多いであろう。近世の例としては菅江真澄翁の日記、若い頃尾張で聴いたといって次のような話を載せてい....