世帯主[語句情報] » 世帯主

「世帯主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

世帯主の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
石狩川」より 著者:本庄陸男
よろめくのであった。まだ誰も、とめようとも遮《さえぎ》ろうともしないのであった。世帯主《しょたいぬし》である彼らは、こういう女の狂態に駭《おど》ろきはしなかった....
新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
から、社会労働は、常に男の補助の範囲であるのが自然であり、従って賃銀も、いわゆる世帯主としての負担のにない手である男よりやすいのが当然であるとする論者がある。こ....
幸福について」より 著者:宮本百合子
ら、新聞の記事を御覧になってみなさんどうお考えになりましたか。最高五百円の月給、世帯主は一ヵ月生活費として三百円受取れ、あとは家族の頭数割で、一人百円ずつで、も....
私たちの建設」より 著者:宮本百合子
にかえられる。それに、主人が五百円までの月給をとって来て、不足のときはその主人(世帯主)が、三百円までの貯金をひき出せる。それに、家庭の頭かずだけ一人宛百円ずつ....
モラトリアム質疑」より 著者:宮本百合子
にはモラトリアム案内の記事が満載された。月給現金最高五〇〇円、一ヵ月に預金払戻し世帯主三〇〇円と家族一人増す毎に一〇〇円、今までよりずっと暮しは楽になると、次の....
現実の必要」より 著者:宮本百合子
れた。これは、日本の失業統計のレコード破りである。これだけの人数が、みんな一ヵ月世帯主三〇〇円、家族数一人につき一〇〇円ずつの預金をどこからか下げて、あらゆる三....
絶縁体」より 著者:豊島与志雄
住者が入り交っており、同居人もあり、借家の家主もまちまちだったので、費用は各戸の世帯主が負担するという立前になった。それについては、区劃内に比較的大きな家屋を持....