世界精神[語句情報] » 世界精神

「世界精神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

世界精神の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
たロシアの六〇年代の小説と評論は、それが本来の人生の問題につき入っていたからこそ世界精神につよい響をつたえた。戦前、ヴァレリーの「ドガに就て」を訳して、名訳とい....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
は心ならずも概念をば、自分みずから知ることをその唯一の肉体にしているらしい精神(世界精神)に還元して了ったので、概念は遂にただの観念(イデー)の類に帰着して了っ....
辞典」より 著者:戸坂潤
あった。ヘーゲル(G. W. F. Hegel)によって、フィヒテの自覚は神的な世界精神に、宇宙理性にまで発展せしめられる観念は、ここでは最も含蓄ある意味に於け....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
学として生存してゆくための意味深い本質的萌芽は、すでに日本のうちに流れるこれらの世界精神の潮流とともに動いている。 そういう今日に立ってこの集にあつめられてい....
新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
捨てなければならないのだ。一つの民族たることがまた人類たることへ通ずる精神、即ち世界精神こそ、日本が現在あろうとする平和国家の人間には、不可欠の条件である。かか....