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丙
「丙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丙の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水の三日」より 著者:芥川竜之介
講堂で、罹災民《りさいみん》慰問会の開かれる日の午後。一年の
丙組(当日はここを、僕ら――卒業生と在校生との事務所にした)の教室をはいると、も....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
、実に閉口した。そして第一日目の試験に力一ぱいでようやく二、三間泳いで、一番下の
丙組へ編入された。 古参生や同期生の助手連が、僕等の足首を握って、その観海流と....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
形を隠すというのは、その理屈が判らないと著者も言っています。 小奴 天祐
丙子の年、浙西の軍士|周交が乱をおこして、大将の秦進忠をはじめ、張胤ら十数人を殺....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
主人は罪を免かれた。 道中では心得て置くべき事である。 関帝現身 順治
丙申の年、五月二十二日、広東韶州府の西城の上に、関羽がたちまち姿をあらわした。彼....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
、艦長は聴音手の傍へ歩をうつす。 すると聴音手は、なぜか息をふうふう切っては、
丙号聴音機をやけにぐるぐる廻しているのであった。 「おい間。どうした」 と、艦....
「男女関係について」より 著者:大杉栄
て求め得べからざるものを乙の女によって、また乙の女によって求め得べからざるものを
丙の女によって、得るということもあろう。さらにはまた、甲の女には与え得べからざる....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
は神命によりて、それ等を指導せんとするものである。かくて真理は甲から乙へ、乙から
丙へと、次第次第に四方に伝播し、やがて高山の頂巓から、世界に向って呼びかけねばな....
「青蛙神」より 著者:岡本綺堂
甲 なるほど、中二さんが倒れている。 男乙 もしや怪我でもしたのではないか。 男
丙 なんだか苦しそうに唸っているようだぞ。 李中行 (中二をかかえ起す。)これ、....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
して、小机に打凭れ、 紅筆を含める状を、垣間 見てこそ頷きけれ。 明治三十九年
丙午十二月 鏡花小史 鳥差が通る。馬士が通る。ちとばかり前に、近頃は余り江戸|....
「妖怪学」より 著者:井上円了
問うことを得べし。すなわち、「彼が年齢は何歳なるか、一傾を十年とし、乙某かまたは
丙某が方へ御傾き下され」というとき、目的の人三十代なれば三傾し、五十代なれば五傾....
「迷信解」より 著者:井上円了
と称して、結婚のときに双方の生まれ歳を吟味するは愚の至りである。古来、民間にて「
丙午の女は男を殺す」との諺があるが、その意は、
丙は陽火に当たり、午は南方の火に当....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
を問うことを得べし。すなわち、「彼が年齢は何歳なるか、一傾を十年とし、乙某または
丙某が方へ御傾き下され」というとき、目的の人三十代なれば三傾し、五十代なれば五傾....
「九月四日」より 著者:岡本綺堂
た。 震災当時、麹町には殆ど数えるほどの死傷者もなかった。甲の主人、乙の細君、
丙のおかみさん、その人々の死んだのは皆その以後のことである。勿論、死んだ人々は皆....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
中間に立つ社員は板挟みになって窮してしまう。あるいはまた、同じ仕事を甲にも乙にも
丙にも一人々々に「君が適任だから骨を折ってくれ」と命ずる。自分だけが命ぜられたツ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
銭を集むること(ヤソ教諸派みなしかり) (十四)毎日朝夕、礼拝、読経すること (
丙)僧徒の生活 (十五)僧侶は妻帯せざること (十六)外出するに一定の法衣を着す....