両刃の剣[語句情報] »
両刃の剣
「両刃の剣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
両刃の剣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
かし伝統的なアラビア人とユダヤ人との流血的対立を排除するどんな実力ももたない点、
両刃の剣風に双方をかみ合わせる点、ローレンスが自分の国の政策を見とおさず、アラビ....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
とんど一日がかりで嬲り殺しにするのであった。 今や一人の蛮人が、手に持っている
両刃の剣で、ホーキン氏の腕を切ろうとした。とその刹那木立ちを通し一筋の征矢が飛ん....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
に隠しておいた原子力という宝剣を嗅ぎつけ、捜し出し、ついに手に入れた人類が、この
両刃の剣を振っていかなる舞を舞わんとするか? 善用すれば人類文明の飛躍的進歩とな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
中に在る。 まちがえば、ここの猛者は不平にうごいて、いつ味方が味方を制裁に出る
両刃の剣戟とならぬかぎりもない。――まして殺気満々な戦時下だ。大将たりとその大将....