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両切り
「両切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
両切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
が、黒須は腹にすえかねることがあるように、何か威丈高な態度で、金属のケイスから、
両切りを一本ぬいてふかしていた。 「無論結婚の取り決めでしょうと思いますが、それ....
「足迹」より 著者:徳田秋声
火を入れて出す手炙りの側へ、お庄が奥から持って来た座蒲団を敷いて、小綺麗な指頭で
両切りの短く切ったのを、象牙のパイプに嵌めて喫みはじめた。お庄は古こびれたような....