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両口
「両口〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
両口の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を構えて戦闘準備を整えたのは、その時であった。神戸から大坂に続いて行っている街道
両口の柵門には、監視の英国兵が立ち、武士および佩刀者の通行は止められ、町々は厳重....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の白犬が前肢《まえあし》をそろえて伸びをした。
ずらりと並んでいる蔵宿の一つ、
両口屋嘉右衛門の店さき、その用水桶のかげに、先刻からつづみの与吉がぼんやりと人待....
「落日の光景」より 著者:外村繁
らない。また薬缶の胴の片方にだけ口がついているのも、私にはやはり不安なのである。
両口のある薬缶などというものを見たことはない。が、薬缶ののっぺりした胴が、気にか....