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「両吟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

両吟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
私どもの仲間でも余りせなかったのを、この宗白氏の口授でその方式を知り、終に席上で両吟をした事がある。そんな関係でこの松山の帰途には宗白氏を訪ね、翌日は氏を連れて....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
氏は無造作に承諾した。そうして忽ち「尼」の一篇が出来上った。それは私と漱石氏との両吟であったのだが、漱石氏の句は華やかな、調子の高いもので、殊に私がまごまごして....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
うことを警告したいのである。 早春に野をあるくと、いつでも思い出す『比佐古』の両吟、 雲雀啼く里は厩糞かき散らし 珍碩 火を吹いて居る禅門の祖父 ....