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両番
「両番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
両番の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安井夫人」より 著者:森鴎外
城に召された。また二箇月目に徳川将軍に謁見《えっけん》して、用人席にせられ、翌年
両番上席にせられた。仲平が直参《じきさん》になったので、藩では謙助を召し出した。....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
四、五日ごろから春の七草、すなわち小学校の冬季休業のあいだは、元園町十九と二十の
両番地に面する大通り(麹町三丁目から靖国神社に至る通路)は、紙鳶を飛ばすわれわれ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の時はいいきびだと思ったよ。 十の年の夏、馬の稽古をはじめたが、先生は深川菊川町
両番を勤める一色幾次郎という師匠だが、馬場は伊予殿橋の、六千石取る神保磯三郎とい....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
。暮の二十四、五日頃から春の七草、即ち小学校の冬季休業の間は、元園町十九と二十の
両番地に面する大通り(麹町三丁目から靖国神社に至る通路)は、紙鳶を飛ばす我々少年....
「三国志」より 著者:吉川英治
手にして、次の一文を認めた。 漢の左将軍|宜城の亭侯司隷校尉領予州の牧劉備。 歳
両番を経て相謁して遇わず、空しく回っては惆悵怏々として云うべからざるものあり。切....