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両統
「両統〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
両統の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
時代は展開して行ったのである。そして両家の対立は、実は皇室における大覚寺・持明院
両統の対立を後にしておったのである。 承久乱後、後堀河・四条両帝が相ついで立た....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
き当ってしまった。南北朝を書くには、どうしても一度はふれなければならない“帝位の
両統|迭立”という厄介な課題がある。
両統迭立 こう書くと、むずかしいが、く....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
たし、宮廷自体が、そういう大切なものを、荒らし果たしていた。栄職争い、後宮争い、
両統の帝位争奪など、百年、限りもないほどな紊れである。 ひとり野人正成だけに、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
醐自身であったのだから、破棄されても仕方がないところを、尊氏のほうからすすんで、
両統交代の制をみとめ、将来の帝位|継承は、ひとり持明院統の君だけでなく、大覚寺統....