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「両院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

両院の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
場合、右長沢家に対して、各その禄高に相当したる挨拶あって然る者也。――諄和、奨学両院の別当、征夷大将軍、源家光」 という物々しい一|札なのです。まことにどうも....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
し。 秋の夕日|天安川に流れて、川に臨める某亭の障子を金色に染めぬ。二階は貴衆両院議員の有志が懇親会とやら抜けるほどの騒ぎに引きかえて、下の小座敷は婢も寄せず....
丹下左膳」より 著者:林不忘
った場合には、さっそく本人を小屋から出したのち、金剛《こんごう》、普賢《ふげん》両院の山伏をまねいて、そのあとを払いきよめることになっていた。 そのほか、この....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
学院を根拠として戦備を整え、仏法派は明治法律学校を根拠として陣容を整え、双方とも両院議員の勧誘に全力をつくし、或は意見書を送付し、或は訪問勧説を行い、或は商工会....
現実に立って」より 著者:宮本百合子
会に請願し、世界の社会情勢に押されて一九二二年(大正十一年)その改正建議案は貴衆両院を通過したが、その三年後には当時の内閣が、婦人公民権に対してさえ不許可を声明....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
委員は公共の利益を理解し公正な判断をもっている三十五歳以上のもののうちから五人を両院の承認をへて総理大臣がこれを任命するとされている。一般の不信と疑問はこの委員....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
る。軍部の改革、所謂強力内閣の真の強力内閣への改革、内務省官吏の人物の改革、貴衆両院夫々の改革、警視庁の改革、司法部の改革、至るところ改革でないものはない。改革....
丹下左膳」より 著者:林不忘
判官《はんがん》である。 と、しっかり頭にやきついた源六郎は、その後、淳和奨学両院別当《じゅんなしょうがくりょういんべっとう》、源氏の長者八代の世を相続して、....
丹下左膳」より 著者:林不忘
の方は、肉体を恥じないものだそうです。 今この、征夷大将軍源氏の長者、淳和奨学両院別当《じゅんなしょうがくりょういんべっとう》、後に号《ごう》して有徳院殿とい....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ラファイエットを用いなければならない事情、反乱の下に明らかに察知さるる進歩、上下両院と下層民衆、平均させなければならない周囲の競争、革命に対する信念、決定的の至....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
のであり、従って最も供給過剰を惹き起しがちであろう1)。 1) 一八一四年に両院の委員会で証言したほとんどすべての穀物商人は、もし我国の港が開放されていたな....
国立国会図書館」より 著者:中井正一
二年十二月十七日、衆議院議長サロンでアメリカ図書館使節クラップ、ブラウン両氏と、両院図書館運営委員会メンバーの合同打合会の議事録を見るとき、その思いを深くするの....
図書館法と出版界」より 著者:中井正一
ないという館界の意見を伏せるべく、私は「法案の流線型化」(なるべく大蔵省、閣議、両院の抵抗を少なくするという意味で、ついには砲弾型とさえ、たわむれにそれを呼んで....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
金を監督すという。 オーストリアの憲法上には州会と国会との二部あり。国会は上下両院より成り、上院には大教正十人、教正七人出席するの制規なり。州会にはローマ宗の....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
渡米議員団では、この間帰って来てから、四月二十五日我が国会運営に就て改革意見書を両院議長に出したが、それは、われわれがかねて考えていたことを、アメリカに行って実....