両雄並び立たず[語句情報] » 両雄並び立たず

「両雄並び立たず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

両雄並び立たずの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
、縁代の下なぞ白の自由に動けぬ処にもぐり込んで、其処から白に敵対して吠えた。然し両雄並び立たず、黒は足が悪くなり、久しからずして死んだ。而して再び白の独天下にな....
黒百合」より 著者:泉鏡花
を試みる、汝にジャムあれば我に交番ありよ。来るか、対手になるか、来い、さあ来い。両雄並び立たず、一番勝敗を決すべい。」 と腕まくりをして大乗気、手がつけられた....
剣侠」より 著者:国枝史郎
といえば現在においては、貫祿からも人気からも、林蔵以上と称されていた。 そこで両雄並び立たず、面と向うと何気無い顔で、時候の挨拶から世間話、尋常の交際はしてい....
三国志」より 著者:吉川英治
というものだ。――曹操の欲するところは、呂布と我とが血みどろの争いをするにある。両雄並び立たず――という陳腐な計りごとを仕掛けてきたのじゃ。それくらいなことがわ....