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並製
「並製〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
並製の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
さんですと断った。さすが酒好きの是公も高粱酒の比較飲みは、思わしくないと見えて、
並製も上製も同じく謝絶した。是公の話によると、この間|高峯譲吉《たかみねじょうき....
「分配」より 著者:島崎藤村
と、私はその分け方に迷った。 月の三十日までには約束のものを届ける。特製何部。
並製何部。この印税一割二分。そのうち社預かり第五回配本の分まで三分。こうした報告....
「死までを語る」より 著者:直木三十五
、一寸考えこんだ。しかし 「やろう」 と、云わ無い訳には行かなかった。それから
並製本の「戦争と平和」を買ってきて、読みかけたが、三四十頁も読んで、ようよう梗概....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の席上でまとまることがおおい。
三人|寄《よ》れば……文殊《もんじゅ》の智恵。
並製《なみせい》の人間でも、三人も集まれば、大智者《だいちしゃ》文殊《もんじゅ》....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
れでおしまいになった。 工場の参観は改めてここに書かない。此所で「樺太のパルプ
並製紙工業」という樺太庁版の小冊子や紙の見本や絵葉書を貰って、また私ら二人は一足....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
したという事である。文字どおりなこの大人の、“ままごと棚”一組の価は、当時の金で
並製七、八両から上棚だと十五両もしたとある。 これほどな田沼も、一子の山城守|....