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「中仕切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中仕切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河明り」より 著者:岡本かの子
は家の中へ向って伸び上り、「お嬢さーん」と大きな声で呼んだ。 九曜星の紋のある中仕切りの暖簾を分けて、袂を口角に当てて、出て来た娘を私はあまりの美しさにまじま....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
に、高さ三尺ほどの石で築きたる囲いをめぐらし、室内より仕切りたる体《てい》。この中仕切りに、前場の望楼にありたると同じ、ただし、もっとずっと大きな札荅蘭《ジャダ....
女心の強ければ」より 著者:豊島与志雄
他の場所よりも、事務所でお逢いしたい、と言うと、よろしいとの返事だった。 板で中仕切りがしてある、狭い二室。その一室で、千代乃は柿沼に逢った。椅子だけは立派な....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
、なりたくないの」 「そういうことなら、話はべつだが」 中村は、車房のガラスの中仕切りをあけて、運転手になにかささやいた。三丁目のほうへ行くのだろうと思ってい....