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中働き
「中働き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中働きの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「電報」より 著者:黒島伝治
いう人々が村会議員になり勝手に戸数割をきめているのだ。 百姓達は、今では、一年
中働きながら、饉《う》えなければならないようになった。畠の収穫物の売上げは安く、....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
ハイお紺婆を殺した養女お夏というは牢の中で死にましたが、同じ年頃の古山お酉と云う
中働きが矢張り時計の捲き方を知って居た相です」お浦は耳寄りの事を聞き得たりと云う....
「見落されている急所」より 著者:宮本百合子
どれも本気に創作をするには適さない生活環境であると中絶して来て、今日では三ヵ月女
中働きをして一ヵ月机に向って暮すという形の日暮しに立ち到っているのである。 作....
「山吹の花」より 著者:豊島与志雄
により、家庭の事情によって、五十を過ぎてから、六十や七十にもなって、よその家の女
中働きに出なければならないというのは、惨めなことに違いなかった。KさんやNさんや....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
御用を伺いますのに、非常に手間がかかって困るのでございます。まず係の勝手女中より
中働きに達し、奥女中を経てお上(近来俄分限や勿体ぶる官吏の家庭にては女中や下男を....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
るものなければ。こころあるものはひそかに爪《つま》はじきしてそしりあいしとかや。
中働き下女「オヤお前はどうしたのだ。まだお嬢様のお帰りのないのに。そんなに寝そべ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
力によって仏菩薩になられ、人間を救うための特殊の誓願を持っていて、私たちに四六時
中働きかけております。 前の諸祖と合せて一口に、諸仏諸祖と言いまして、その修業....