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中務卿
「中務卿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中務卿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
なるものはなんであるかを知らなかった、でかれはそれをひらいた。 「村上天皇の皇子
中務卿具平親王」 千三は最初の一段高く記した一行を読んでびっくりした。 「先生....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の煩悶するのがもっともに思われて歎息《たんそく》ばかりしていた。入道夫人の祖父の
中務卿《なかつかさきょう》親王が昔持っておいでになった別荘が嵯峨《さが》の大井川....
「源氏物語」より 著者:紫式部
蔵人を召して、 「今殿上の室にはだれとだれがいるか」 と、お尋ねになった。 「
中務卿親王、上野の親王、中納言源の朝臣がおられます」 「中納言の朝臣をこちらへ」....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
一人々々が掘り出して、掻き集めているだけで、
内帑はいつも明虚になっています。
中務卿
わたくしの方も随分不幸に逢っています。
毎日々々節倹をいたそうとしていて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
わせても、二万がらみではなかったか。 親王の軍を、中書軍とよんだのは、親王が“
中務卿”であったからで、ナカツカサの御子を唐名では「中書王」という。それからの敬....