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「中十日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中十日の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
勢い込んでばらばらと起った。 四 心無しを使うなと俚諺にもいう十月の中十日の短い日はあわただしく暮れて、七兵衛がお兼ばあやの給仕で夕飯をくってしまっ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
かに 男《を》は女《め》をつつむうるはしき蕊 あはれなる胸よ十とせの中十日 おもひ出づるに高く鳴るかな いつしかとえせ幸になづさひて ....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
だれ髪』から『春泥集』(一九一一)に移ってゆく過程には あはれなる胸よ十とせの中十日おもひ出づるに高く鳴るかな いつしかとえせ幸ひになづさひてあらむ心とわれ思....
竹の木戸」より 著者:国木田独歩
お源は急促込んで言った。 「貧乏が好きな者はないよ」 「そんなら何故お前さん月の中十日は必然休むの? お前さんはお酒は呑ないし外に道楽はなし満足に仕事に出てさえ....