中国料理[語句情報] »
中国料理
「中国料理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中国料理の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
何処かに振りおとしていた。 二人の生活は、出来るだけ質素を旨とした。孫火庭は、
中国料理のコックと称して、方々の料理店を渡りあるいた。そのとき、漢少年を自分の甥....
「火星兵団」より 著者:海野十三
った古漬の沢庵や、浅漬のかぶや、つかりすぎて酸っぱい胡瓜や、紅しょうがや、時には
中国料理で使う唐がらし漬のキャベツまでも入れる。香の物は、なるべくたくさんの種類....
「世界の「料理王逝く」ということから」より 著者:北大路魯山人
はこれを知るひとがきわめて少ない一事で、かように断ぜられる。 西洋料理のごとく
中国料理のごとく、人間の取り繕った味というものは大衆に分りやすい。だが分りそうで....
「日本料理の基礎観念」より 著者:北大路魯山人
理というものはまるでなっていません。まだ西洋料理ならいくらか食べられます。また、
中国料理でもそうです。してみると、西洋料理とか
中国料理とかいうものは、拵え方がや....
「美味放談」より 著者:北大路魯山人
の取り扱うものは日本人の食うすべてのものだ。だから日本料理といえる。西洋料理や、
中国料理にはまたおのずからその道がある。それをやるとすればまた僕の気に入るような....
「料理と食器」より 著者:北大路魯山人
の意味では、現代は料理の進んだ時代ではない。よい食器が生まれていないからである。
中国料理は世界一だというようなことをよく半可通のひとがいっている。また、なにも知....
「海にふぐ山にわらび」より 著者:北大路魯山人
ものも、日本のところてんを水に浸したようなもので、別に味はないが、これがなくては
中国料理にその魂が抜けるという。燕巣のもつふしぎな魅力、それが次第に類を求めては....
「筍の美味さは第一席」より 著者:北大路魯山人
筍の缶詰ものは、一流日本料理の料理になる資格はないが、二流以下の料理用としては、年中、日本料理にも
中国料理にも重宝されているくらいだから、美食原品として一等席へ坐してもよいもので....
「琥珀揚げ」より 著者:北大路魯山人
る現代的な料理で、存外美味い。日常の料理にもなり、よそゆきの料理にもなる、便利な
中国料理に似たものだ。 材料は、なるべく軽いさかなを用いるのがよい。例えば、い....
「蝦蟇を食べた話」より 著者:北大路魯山人
注文した。すると大丼に一杯持って来た。煮たもので薄葛がとろりとかけてあった。一体
中国料理というやつは、いずれも大袈裟で量の多いものであるが、このときも御多分に洩....
「食器は料理のきもの」より 著者:北大路魯山人
、後世まで名をなすような祖先を持った料理屋は長くその徳に与かります。 ひと口に
中国料理は世界一と言いますが、
中国料理が進んでいたのは明代であって、今日ではない....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
、大体において、いずれも、その持ち前の味を変えない心掛けが肝要である。西洋料理や
中国料理にあっても、そうであることに間違いはないが、ことに日本料理にあっては、料....
「美食と人生」より 著者:北大路魯山人
過去にはどんな食器を生み、どんな料理をどう盛ったかなど、考えて見る者もないのが、
中国料理、日本料理の現状である。食器をつくる者、食の雅俗を知らず、料理する者、食....
「持ち味を生かす」より 著者:北大路魯山人
に世界随一の美食宝庫に生を享けながら、俺はなんでもよいんだ、刺身可、トンカツ可、
中国料理可、てんぷらよかろう、すしよかろう、人のくれたものなんでも感激なく黙々食....
「料理一夕話」より 著者:北大路魯山人
芸術的で、しかも、美味かったにちがいない。中国に食器らしい食器のなくなった現在、
中国料理が、ただ油っ濃いだけの、味もなにもない不味いものになったのは当然だと思う....