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中島健蔵
「中島健蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中島健蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
文学のモラルに就ては、方々で議論されている。それは色々な形においてだ。まず第一に
中島健蔵風のニヒリズムによれば、あるべきものの文学とかくあるものの文学とに区別さ....
「純粋小説論」より 著者:横光利一
て云うなら、この偶然と感傷とに、純粋小説としての高度の必然性を与えるためにさえ、
中島健蔵氏の云われる表現と生活との間に潜んだ例の多くの、「深淵」を渡らねばならぬ....
「作家は戦争挑発とたたかう」より 著者:宮本百合子
去る六月十一日、読売新聞の「世界への反逆」という文章で
中島健蔵氏が、記録文学の名のもとにジャーナリズムにあらわれはじめた戦記ものの本質....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
実際だろうと思います、「天の夕顔」の作者がプロンプタアです。そして、河上徹太郎、
中島健蔵という人たちが、本で苦労をする必要のある世の中ということを考えて御覧下さ....
「三木清を憶う」より 著者:豊島与志雄
字体、一劃一劃右下りに鉄ペンで書いた字体で、ノートに多くの詩を書いている。嘗て、
中島健蔵君や私の前で、それらの詩を披露して嬉しがっていた。中島君も昔は詩作に耽っ....
「私は誰?」より 著者:坂口安吾
う雑誌をだした。発行は春陽堂、親分格のが牧野信一で、同人は小林秀雄、河上徹太郎、
中島健蔵、嘉村礒多、それに私などだったが、このとき私は、牧野、河上、中島と最も飲....
「小林さんと私のツキアイ」より 著者:坂口安吾
ら「文科」という半営業的な同人雑誌がでた。同人の頭主格は牧野さんで、小林、河上、
中島健蔵、嘉村礒多、ほかに誰がいたッけな、そして私などが同人であった。表紙は青山....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
い。それならそれで、それもよかろう。よけて通る。 次ぎに、中野好夫・桑原武夫・
中島健蔵と言ったような、大体大学教授などをしながら批評を書いている人たちがいます....
「文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
は一見正反対な落ち付きを示している。今他の評論家として二人の例を挙げよう。一人は
中島健蔵である。彼はあたふたと印象追跡に眼の色をかえている。而もまだホリゾントが....