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中心力
「中心力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中心力の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヒューマニズムへの道」より 著者:宮本百合子
中心的な磁力が失われたらば、それに吸いつけられていた夥しい人々が自身の生存からも
中心力を失い、生活的に低い所へ落ちざるを得なかった。この場合、運動の歴史の若いこ....
「七重文化の都市」より 著者:野上豊一郎
とである。次には(八)ユダヤ人。その数は少いが天成の素質を利用してエジプト財界の
中心力となっているという。 次に蕃人の系統に属するものとしては(九)ヌビア人が....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
空しいものとなる。 ひいては、世阿弥の消息をつきとめ、阿波の密境を探ろうとする
中心力を失ってしまい、すべてはもとの晦冥に帰って、遂に、俵一八郎や常木|鴻山など....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
なり、直義を副将軍従四位となし、一族四十三人それぞれに官位をさずけ、一切の政治的
中心力を、新幕府のうちにおいた。 が、尊氏はまだどこか、生来の大ざっぱなふうで....