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「中本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
。ここでも文部省の学生野球統制令は再び色々の矛盾に逢着した。その一つとして、在学中本職の野球業にたずさわる学生生徒は之を大学乃至学校から除名しなければならぬとい....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
て、ほうほうの体で逃げ去る。幕。 第三幕 第二場 序幕第二場と同じ、城中本丸の広間。すべて前出の通り。一夜寝もやらず、室内を歩き廻って明かした城主|札....
「建設の明暗」の印象」より 著者:宮本百合子
らわれを示しているという批評が一般にされた。原作者の脚色であったそうだから、作者中本たか子氏も、脚色のときはその点に考慮されたところもあったろう。然しながら、舞....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
洋文学懇話会というものに変ったのは、まことに滑稽な悲惨事であった。 間宮茂輔、中本たか子等の作品が生産文学という名称を持ったことも、究極に於てはこの農民文学が....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
絵を買い求めながら、ふと傍《かたえ》を見ると、お屋敷風の小娘が一人、十冊ばかりの中本《ちゅうほん》の草紙を買い求めて、それを小風呂敷に包んでいるところであります....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ずり。三円七十銭(目ざまし時計の価)の役目終り。今夜帰京の荷づくりをします。午前中本よみということにして二階に上って来たところです。 ◎冨美子の英語は三年になる....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来てから初めての映画ですから面白かったでしょう。まだ芝居は築地の「建設の明暗」(中本たか子)だけだし。なかなか遊べませんね。いつかの手紙で申していた多賀ちゃんの....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
ら押されてその時はそうそうたる作家になっていました。女人芸術に拠っていました時、中本たか子さんや、宇野千代《うのちよ》さんを知りました。宇野千代氏は、当時、私の....
水甕」より 著者:豊島与志雄
のは、ちょっとこじんまりした待合で、中はへんに静かでした。ところで、そこには既に中本が来ていて、二人がはいってゆくと、間もなく芸者たちも立ち現われ、酒がはじまり....
生前身後の事」より 著者:中里介山
だ見たことはない、根津にいる時分よく小石川の植物園へ遊びに行ったものだが、その途中本郷のとある家の路地で、沢田正二郎渡瀬淳子と連名の名札のあるのを見た位のものだ....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
るように思う。上田文子にはまだ女らしいセンチメンタリズムがのこっているようだが、中本たか子は理知的で、特に器用である。二人とも左傾したということだが、後者に未知....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
は垣根越しに聞きに行った。艶ッぽい節廻しの身に沁み入るようなのに聞惚れて、為永の中本に出て来そうな仇な中年増を想像しては能く噂をしていたが、或る時尋ねると、「時....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
これを総轄するの点にあり。法王の下に、あまたの教正および大教正あり。各教正は地方中本山の長にして、その教区内の末寺僧侶を監督す。大教正は地方大本山の長にして、大....
武鑑譜」より 著者:服部之総
成《たいせい》武鑑』だの『慶応《けいおう》武鑑』だのと銘うったもの、それの省略懐中本で二寸に四寸五分ほどの一冊本、同じ型で頁数八、九十丁、慶応二年|須原屋茂兵衛....
平民道」より 著者:新渡戸稲造
渡米船上の感激 先達《せんだって》中本誌の余白を借りてデモクラシーに関して一言するところがあった。今回計らずもデモ....