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「中本たか子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中本たか子の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文芸時評」より 著者:宮本百合子
いる。 女の作品 三篇に現われた異なる思想性中本たか子氏は数年来、非常な困難を経て、肉体にも精神にも深い損傷を蒙った。それに....
「建設の明暗」の印象」より 著者:宮本百合子
らわれを示しているという批評が一般にされた。原作者の脚色であったそうだから、作者中本たか子氏も、脚色のときはその点に考慮されたところもあったろう。然しながら、舞....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
洋文学懇話会というものに変ったのは、まことに滑稽な悲惨事であった。 間宮茂輔、中本たか子等の作品が生産文学という名称を持ったことも、究極に於てはこの農民文学が....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
若い婦人たちが、文学に登場して来た。宇野千代が作品を発表しはじめてから、つづいて中本たか子が新感覚派風の作品から次第にプロレタリア文学に接近しつつ精力的にかき出....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
菊栄、松村みね子などという人々も寄稿した『女人芸術』は勤労婦人の層にもよまれて、中本たか子、戸田豊子など労働婦人の生活と組合の活動にふれた婦人たちの文章もあらわ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来てから初めての映画ですから面白かったでしょう。まだ芝居は築地の「建設の明暗」(中本たか子)だけだし。なかなか遊べませんね。いつかの手紙で申していた多賀ちゃんの....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
ら押されてその時はそうそうたる作家になっていました。女人芸術に拠っていました時、中本たか子さんや、宇野千代《うのちよ》さんを知りました。宇野千代氏は、当時、私の....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
るように思う。上田文子にはまだ女らしいセンチメンタリズムがのこっているようだが、中本たか子は理知的で、特に器用である。二人とも左傾したということだが、後者に未知....