中村歌右衛門[語句情報] » 中村歌右衛門

「中村歌右衛門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中村歌右衛門の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
よそおいのととのうたあでやかさは、その頃美しいものの譬《たと》えにひいた福助――中村歌右衛門の若盛り――と、松島屋――現今の片岡我童《かたおかがどう》の父で人気....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
。 しかし私の実母は、死ぬ少し前に、始めて猿若《さるわか》の芝居を見た。三代目中村歌右衛門の血達磨《ちだるま》で、母が江戸へ出て来て始めてこの大芝居を見たので....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
《でんぽう》との型を対立させて見せてくれた。そしてそれには丁度よく美しく品位ある中村歌右衛門や、故人の沢村源之助という、伝法肌《でんぽうはだ》な打ってつけの役者....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
が、わたしの知っているだけを簡短に紹介すれば、かれは大阪道頓堀の生まれで、三代目中村歌右衛門の養子となり、天保九年かれが九歳のときに養父歌右衛門と共に江戸へ下っ....