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中条流
「中条流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中条流の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
ます》盛に横行したらしい。 その大部分は女医であったそうで、就中《なかんずく》
中条流という堕胎の方法が最流行したと記録に残っている。そのほかおろし婆、御祈祷師....
「巌流島」より 著者:直木三十五
対して、富田|勢源《せいげん》が西に対立して双《なら》び称されて居たものである。
中条流より出た父九郎右衛門の跡を継ぎ名を五郎左衛門、入道してのちに勢源、自ら富田....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
ようさ、それならよろしかろう」 ある日、これらの若侍どもが、立川町に立っている
中条流の道場でポンポン稽古をやっていた。主人の松崎清左衛門はきわめて温厚の人物で....
「怪しの者」より 著者:国枝史郎
と西条勘右衛門様は――そう、編笠が取れましたので、そのご家来が尾張の藩中でも、
中条流では使い手といわれる、西条様だということがわかりましたが、そう仰せられると....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
物だった。巻を下へ置いて、端の方から徐々に繰り展げて見てゆくと―― 印可 一
中条流太刀之法 一 表 電光、車、円流、浮きふね 一 裏 金剛、高上、無極 一 ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
地に返ってみると、気味のわるさが、また甦ってくる。
金の入っている紫革の巾着と
中条流の目録と、そして先刻の印籠と、こう三つの品は、去年の夏伏見城の工事場で、大....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
聞えているかが思いやられた。 それと、数年前―― あの源八がさがし歩いていた
中条流の印可目録を手に入れて、偽小次郎となってうろついていた頃の自分の姿が――今....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
明らかに出来ていたようである。 鎌倉の僧|慈音だの、その門から興ったといわれる
中条流の中条兵庫助だの、念流の樋口家だの、また、剣法中興の人と伝えられている天真....