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「中棚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中棚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「岩石の間」より 著者:島崎藤村
大尉は塾の小使に雇ってある男を尋ね顔に、 「音《おと》はどうしましたろう」 「
中棚の方でしょうよ」桜井先生が答えた。
中棚とはそこから数町ほど離れた谷間《た....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
さんを伴って来られ、一夏は君|独りで来られた。この書の中にある小諸|城址の附近、
中棚温泉、浅間一帯の傾斜の地なぞは君の記憶にも親しいものがあろうと思う。私は序の....
「無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
の押入を利用したものに過ぎなかったが、そこの襖が半開きになっている。その鼻の先の
中棚に直径一|寸五|分、高さ三寸位の茶色の薬瓶がタッタ一つ、向うの薬棚から取出し....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
せをしたその後で、充分に釘を打ち込みやす。漏水のおそれはございませんな」 「上棚
中棚の固着法は?」 「用いる釘は通り釘、接合の内側へ漆を塗る。こんなものでようが....