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「中河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中河の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
のを知らずに天に上ったと思っていた話がある。『類函』に『伝異志』を引いて唐の天宝中河南|※氏《こうし》県仙鶴観毎年九月二日の夜道士一人天に登るといって戸を締む、....
赤外線男」より 著者:海野十三
であるし、赤外線男の噂さの高い折柄でもあったので、直ちに幾野捜査課長、雁金検事、中河予審判事等、係官一行が急行した。 取調べの結果、判明した被害は、深山研究室....
今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
が、現実生活と文学とにおける偶然と必然との関係の解釈は指導的な方向を持たず、遂に中河与一氏の偶然文学論へまで逸脱した。現実を「不思議」なる諸相の逆転として見よう....
今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
人となった文学者の記念のための文学賞ばかりか、農民文学には有馬賞というのがあり、中河与一氏の尽力によって成立してその第一回受賞者は中河氏であった、大倉出資の透谷....
昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
新感覚派」の運動が起されたのが大正十三年であった。横光利一、片岡鉄兵、川端康成、中河与一、今東光、十一谷義三郎等を同人とするこの「新感覚派」の誕生は、微妙に当時....
新しい一夫一婦」より 著者:宮本百合子
方向にむかい、もとの低さに止ってはいないのである。 先月号の『行動』に婦人詩人中河幹子さんが、婦人作家評を執筆された。中で、私のことにもふれられ「獄中の人と結....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
置がこたつであったりするために、あまり多く見受けない。しかし、たまたま、驚くべき中河内郡あたりのカルメンといった風の女性の散歩を見ることがあるが、そんな場合、東....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
な他愛もない思い込みとは別に、問題にされるべきだったのだ。専らこの点を衝かずに、中河与一氏や石原純博士に一々お相手を仕った森山啓、三枝博音、其の他の諸氏は、一杯....
是は現実的な感想」より 著者:宮本百合子
一重事実の底に沈み、同時に客観した記録を遺されることを希望した。 同じ雑誌の、中河幹子さんの小論。女性の感情の深いところから生じる産児制限に対する質疑を暗示し....
あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
のありかたをはっきり区別しようとして、横光利一をはじめ、亀井勝一郎、保田与重郎、中河与一等の「日本的なもの」へのたたかいを行っている。 一九三三年ナチスが政権....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、長泉寺、鯖江、府中、今宿、脇本、さば波、湯の尾、今庄、板取――松本峠を越えて、中河、つばえ――それから柳《やな》ヶ瀬《せ》へ来て越前と近江の国境《くにざかい》....
戦後新人論」より 著者:坂口安吾
野球のベストメンバーというのを見ると、一塁が川上でも西沢でも飯田でもなく、死んだ中河になっている。そして中河こそは不世出の一塁手で、生れながらのプロ野球人だなど....
怪談会の怪異」より 著者:田中貢太郎
ますが、もう時代もすぎましたから、話してもいいと思いますから話しますが、これは田中河内守を殺した話でありますが、それを殺した者は、私の祖父……」 と云いかけて....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
ろ教えられた記憶がある。猫滝は凄い瀬だ。 さらに上流、鳥山新道から棚下、綾戸、中河原、岩本地先などの上流へ遠征する頃には私の友釣り技術もよほど上達していた。綾....
新撰組」より 著者:服部之総
その連絡の結節をたどってゆくと興味深い。 清河一味を京都における討幕派巨頭|田中河内介《たなかかわちのすけ》に紹介したのは京都の同志で医師を職業とした西村|敬....