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「中立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中立の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
、交通通信設備を完備し、向う百年に亙っての孤島経営生活費を提供し、その孤島は永世中立として他より侵犯せらるることなきを保証するというのであった。 このすばらし....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
めたのは、モルトケ大将が、シュリーフェン元帥の計画では重大条件であったオランダの中立侵犯を断念したことが、最も有力な原因となっているものと私は確信いたします。ザ....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
首都附近に、叛軍迫る、一両日中に、クーデター起るものと予測さる」 「英、仏両国は中立を宣言す」 「注目すべきレニングラードの反政府運動」 「中華民国も一と先ず中....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
にて、疎開強化令を出して混乱を生ぜしめた失政軽からず。さらに四月五日、ソ連は日ソ中立条約存続の意志なきことを通告し来り(来年四月二十五日期限)、その余波もくらっ....
暗号音盤事件」より 著者:海野十三
立つのでもなく、日本、ドイツ、イタリヤの枢軸国側に加わっているのでもなく、完全な中立国であった。だから、リスボンの町は、いわゆる呉越同舟というやつで、ドイツ人や....
薬草取」より 著者:泉鏡花
処に桜があるか分りません。美女ヶ原へ行きますと、十里|南の能登の岬、七里|北に越中立山、背後に加賀が見晴せまして、もうこの節は、霞も霧もかかりませんのに、見紛う....
空襲警報」より 著者:海野十三
のずから順序がある」 と、将軍の太い眉がピクリと動いた。 「さっき、C国の局外中立宣言(どちらにもつかぬということ)が一両日のびるという情報が入りました。やは....
南地心中」より 著者:泉鏡花
なりと、丸官はんに、応、言わせたも、皆、貴方が、美津さんのために堪えなはった、心中立一つやな。十年七年の奉公を一度に済ましなはったも同じ事。 額の疵は、その烏....
黒百合」より 著者:泉鏡花
拝みまさ。貴方も江戸児じゃあがあせんか。いえさ、若山さんの小主公でしょう。女の心中立を物珍らしそうに、世の中にゃあ出ねえの、おいらこれッきりだのと、だらしのねえ....
狂人日記」より 著者:井上紅梅
うち便りも途絶えがちになった。先頃ふと大病に罹った者があると聞いて、故郷に帰る途中立寄ってみるとわずかに一人に会った。病気に罹ったのはその人の弟で、君がせっかく....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
げ出したので、ルムフォードが選挙公の代理として総指揮官となり、ミュンヘンを防ぎ、中立を厳守して、フランスオーストリア両軍とも市内に入れさせなかった。 それから....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
たかっているのであります。(拍手)昨年末この日本社会党の一貫した自主独立、積極的中立政策について中ソ両国が再確認をしたことにたいしましては、私ども平和外交の前進....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
、右の労働総同盟が脱退、左の労働評議会も相ついで脱退した。結局、日農を中心として中立的な労働組合と農民組合が集まり、大正十四年十二月一日、東京神田のキリスト教青....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
く、とせき立てながら監督するわけだ。だがこの仕事はかげひとつない炎天の河原で一日中立っていなければならない。なれないことでもあり、精神、肉体の両方から襲ってくる....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のを忘れてはならぬ。第一次欧州大戦勃発当時の如きは外務省は参謀本部よりベルギーの中立侵犯を通報せらるるに止まる有様であり、また当時カイゼルは作戦計画を無視し(一....