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中継
「中継〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中継の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ある宇宙塵の秘密」より 著者:海野十三
信号を送っておりますが、まったく応答がありません。……」 と、JOAKは全世界
中継のラインにこの駭くべき発見を送りこんだ。 そうだ、ロケットは徐々に動いてゆ....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
服の上から抑えた。 「局長、これはみな本当だろうか。映画のテレビジョンかなんかを
中継して、この映写幕へ出しているんじゃないか」 「君が信じなきゃ、それまでだよ。....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の小料理屋でどこかの侍と密会している。お房の兄の米吉もその間に立って、金銭取引の
中継ぎをしているらしい。ここまで判れば、この一件の解決は時間の問題に過ぎないと、....
「地球盗難」より 著者:海野十三
たって蹂躙された。それは嘗て政談演説会にも記録のないことだった。それは同時に全国
中継でもって放送されたが、スピーカーの前に集った群衆は早慶戦以上だったという。こ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
動的に受信する装置を、仕掛けておくように命じた。 それがすむと、私は、自ら秘密
中継送信機の前に立ってまず真空管に火を点じた。 その大きな硝子球《ガラスきゅう....
「独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
る挨拶をうけようとは、余の予期せざりしところである」 と博士は、折から空襲実況
中継放送中のBBCのマイクを通じて、訪問の初挨拶をしたのであった。 接伴委員長....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
シカ号ですね。ぶじですか。みんなしんぱいしていたところです。こっちは東京放送局の
中継室ですが……」 「ぼくたちは元気です。しんぱいはいらんです」 「でもね、さっ....
「四次元漂流」より 著者:海野十三
霊をうつそうとして競争で追いかけまわす、放送局では女幽霊の呻り声を録音して、実況
中継放送をしますなどといいだすものだから、女幽霊の妙な人気は日毎に高くなる。それ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
十分まで、ラジオドラマ『空襲葬送曲』原作並に演出、馬詰丈太郎――とネ。これは全国
中継です」 といって彼は、パンフレットの頁を一枚めくった。 「いよいよこれから....
「東京要塞」より 著者:海野十三
行われることになっていた。 その前夜、大使パット氏は、AKのスタディオから全国
中継をもって、忠魂記念塔の到着を披露し、 「――どうか御安心下さい。本国から随伴....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
の中間の海上につくってみても、一たいどれ位の値うちがありますか。それは、前進にも
中継にも、いい根拠地になります。しかし日本軍の爆撃隊は実に勇敢ですぞ。やろうと思....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
そんな息をして……ここがいい、ちょっとお休みなさいよ、さあ。」 ちょうど段々|
中継の一土間、向桟敷と云った処、さかりに緋葉した樹の根に寄った方で、うつむき態に....
「十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
リさんが調べに来る。冥土に於けるC子の姿は無線遠視に撮られて、直ちに中央放送局へ
中継される。娑婆ではこれを、警察庁|公示事項のニュースとしてC子の姿を放送する。....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
送演芸――電気』とは、ともに放送の台本である。そしていずれも昨年JOAKから全国
中継で放送されたものである。....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
これまた一つの型だと思っている。 『百年後の世界』はAKから「子供の時間」に全国
中継で放送したものの原稿である。空想に終始したものであって、荒唐無稽であることは....