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「中継ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中継ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の小料理屋でどこかの侍と密会している。お房の兄の米吉もその間に立って、金銭取引の中継ぎをしているらしい。ここまで判れば、この一件の解決は時間の問題に過ぎないと、....
映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
のほかにも犬が非常に活躍していて、この映画の現実味を助けている。地質学者の一隊が中継ぎのステーションへ向かって突進する、その荷物を橇で引いて行く犬群の頼もしく勇....
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
の計画というやつがな、どうも俺には呑み込めねえ。たかが城下の味噌や米をこの俺らに中継ぎさせて、部落の奴らへ売り込んで高い分銭を儲けるにしてもあぶく儲けというほど....
黄昏」より 著者:水野葉舟
月の二十九日。東京ならば桜も咲こうという頃なのだ。 ここは遠野町と、花巻町との中継ぎの村で宮守というところ。両方から出る馬車が、この村まで来て、客を乗せ換えて....
最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
発見せられた女帝を中天皇(万葉には中皇命)と言うのも、博士の解説のように男帝への中継ぎの天子という意でなく、宮廷神と天子との中間に立つ一種のすめらみことの意味ら....
運命のSOS」より 著者:牧逸馬
お願いします」 と言う。見ると、船客の電報である。レイス岬の無電局まで届かせて中継ぎすべきものだ。フィリップスは直ぐ機械に向ってその電文を送信しようとすると、....