中線[語句情報] »
中線
「中線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中線の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ました。先ず五分間ばかりは、僕が呼出信号を空中へ打って出します。それから今度は空
中線を受信機の方へ切り換え、それから五分も十分も耳を澄まして何処からか応答がある....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
在処を云いあてた。 「J、O、A、K!」 神社の隣りに聳え立った、JOAKの空
中線鉄塔のあたりから、アナウンサーの声が大きく響いた。 弾薬函の傍に跼っている....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、奇趾《きし》、双趾の十類を分つ。このうち双趾類というは、足の趾《ゆび》が双足の
中線の両方に相対して双《なら》びあるので、豹駝《ジラフ》、鹿、牛、羊、駱駝、豚、....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
のしないように、機械を持ちこんだ。 機械は、電波をつかまえるため小さい特殊型空
中線《とくしゅがたくうちゅうせん》と、強力なる二次電子増倍管《にじでんしぞうばい....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
らべますから、待っていてください」 千ちゃんはふしぎに思って、テレビジョンの空
中線回路へ監視燈をつっこんでみると、燈がつかない。なるほど電流が通っていない。や....
「幽霊船の秘密」より 著者:海野十三
正気にかえって、命ぜられた方向探知器にとりついた。 甲板のうえに出ている枠型空
中線の支柱を、把手によってすこしずつ廻していると、電波がどっちの方向から来ている....
「ラジオ雑感」より 著者:寺田寅彦
めに、アンテナはわずかに二メートルくらいの線を鴨居の電話線に並行させただけで、地
中線も何もなしに十分であったのが、捲線が次第に黴びたり、各部の絶縁が一体に悪くな....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
、そろそろ変な話になって来た、と思いながら、そのアンテナという温室上の、数条の空
中線を見上げた。 「この温室は全部東西に縦に建っているんだ、その上アンテナを張っ....