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「中表〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中表の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
たあれなる老職が、そのおりにこっそりと忍んでくるので、用もない用を言いつけて、夜中表へ使いに追いだすための打擲《ちょうちゃく》折檻《せっかん》なのでありました。....
野菊の墓」より 著者:伊藤左千夫
で二人の噂が如何《いか》に盛んであったか。 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃《そろ》うた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったこ....
蓮香」より 著者:田中貢太郎
州に往き、雨にへだてられて旅舎に休んでいたが、そこに劉生子敬という者がある。その中表親に当る同社の王子章の撰する所の桑生伝を見せてくれたがこれはその梗概である。....
続黄梁」より 著者:田中貢太郎
ぶって、仲間に指をさして言った。 「僕が宰相になったなら、張兄を南方の巡撫にし、中表を参軍にしよう、我家の年よりの僕は小千把になるさ、僕の望みもそれで足れりだ」....
解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
においたてて、根本は治安維持法に対するその恐怖心を、所謂指導者やその理論批判に集中表現させることで、進歩的戦列を崩壊させる手段としたのであった。 きょうより考....