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「中部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

中部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
は一度も怨《うら》みなどを言ったことはなかった。(これは又五六年前、お芳がまだ女中部屋に寝起きしていた頃も同じだった。)が、全然関係のない重吉に何かと当り勝ちだ....
或る女」より 著者:有島武郎
て、キリスト信徒にあるまじき悪意をこのあわれな赤ん坊に加えようとした。赤ん坊は女中部屋《じょちゅうべや》に運ばれたまま、祖母の膝《ひざ》には一度も乗らなかった。....
或る女」より 著者:有島武郎
った。そのほかには台所のそばにつやの四畳半の部屋《へや》が西向きについていた。女中部屋を除いた五つの部屋はいずれもなげし付きになって、三つまでは床の間さえあるの....
星座」より 著者:有島武郎
も夜中になると、何んとしても我慢ができないほど餓《ひも》じくなってきた。そっと女中部屋を出て、手さぐりで冷えきった台所に行って、戸棚を開けた。そしてそこにあるも....
二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
に馴れるか。かつ感じつつ、私たちは飽かずに視めた。 あとで、台所からかけて、女中部屋の北窓の小窓の小縁に、行ったり、来たり、出入りするのは、五、六羽、八、九羽....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
このように温度が均一になり始める限界の高さは赤道地方では二〇キロメートル以上、中部ヨーロッパでは一一ないし一二キロメートル、また緯度七〇度付近では八キロメート....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
なるばかりじゃ。それがまた、あまり永くは待てんでのう。どうも困ったものじゃ」 「中部シナ方面の戦況は、大分発展を始めたらしいですな」前の参謀が、短い口髭に手を持....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の空襲となる。 四編隊のほかに一又は二機の別動隊がある。そのうちに後続の数機は中部軍管区へ入る。情報が出て間もなくプーと鳴って、空襲警報解除となる。「あれ、も....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
しょう」 電気が来た。それと同時に高声器が大きく鳴りだした。 「火災が起った。中部倉庫だ。必要配置員を残して、全員は中部消火区へ集まれ」 さあ、たいへんだ。....
怪塔王」より 著者:海野十三
は隊長機の最期の場面だったのです。隊長機は、ずいぶんがんばって、秘密艦隊やその空中部隊と、戦を交えましたが、あべこべ砲のためついに自分がひどくやっつけられ、その....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
そこへ、無電員が、受信紙を持って来た。 “第四斥候隊報告。わが隊は只今火星の中部地方に安着せり。指揮を待つ……” 「よし! 本艇は目下火星へ向って急行中だと....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
低くたれた。砲煙爆煙は、まるで濃霧のように海面を蔽った。砲声はいよいよ盛んに、空中部隊はエンジンも焼けよと強襲に出で、そしてあちらこちらに、炎々と艦上の火災が眺....
空襲警報」より 著者:海野十三
「○○海を越えてきました敵の超重爆四機が、攻撃いたしましたのは、大体に於て、本州中部地方の北半分の主要都市でございました。焼夷弾が十トン毒瓦斯弾が四トン、破甲地....
鷭狩」より 著者:泉鏡花
艶々しく、すなおな髪のふっさりしたのに、顔がやつれてさえ見えるほどである。 「女中部屋でいたせばようございますのに、床も枕も一杯になって寝ているものでございます....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
て可なり。そのほか西岸にはドイツ領あり、東岸にはポルトガル領およびドイツ領あり、中部にはフランス領あり、イタリア領あり、べルギー領ありて、欧州列国の植民地、アフ....