中部日本[語句情報] »
中部日本
「中部日本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中部日本の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「その人の四年間」より 著者:宮本百合子
である櫛田ふきさんが名目上の編輯人であった。 婦人民主新聞の編輯局は、銀座裏の
中部日本の一部におかれた。そしてなんとなくこれでいいのかしらと思うような出発をは....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
ると、その頻度は目立って増して来る。やっと颱風と名のつく程度のものまでも入れれば
中部日本を通るものだけでも年に一つや二つくらいはいつでも数えられるであろう。遺憾....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
宮崎と九州を一巡して土着の地を探し、または四国を一巡したり、紀伊半島を廻ったり、
中部日本へ上陸したり、更に遠く伊豆七島や関東、奥州の北辺にまで安住の地をもとめた....
「香魚と水質」より 著者:佐藤垢石
温の高い緩やかな流れに泥垢を食って育ったものと知っておく必要がある。 利根川は
中部日本では、四季を通じて最も水温の低い川の一つである。五月下旬から六月上旬、若....
「香魚の讃」より 著者:佐藤垢石
気、峡に漂う季節である。 まさに友釣りの快技に興をやる日が迫ってきた。これから
中部日本を流れる代表的な峡流に点綴される釣り風景と、鮎の質とを簡単に紹介しよう。....
「水と骨」より 著者:佐藤垢石
好むためであろう。 だから水温の低い川へ遡らないかといえばそうでない。利根川は
中部日本では、最も水温の低い川である。五月下旬から六月上旬、鮎の遡上の最も盛りだ....
「山の人生」より 著者:柳田国男
である。それを四国などでは山爺の話として伝え、木葉の衣を着て出てきたともいえば、
中部日本では天狗様が遣ってきて、桶屋の竹に高い鼻を弾かれたなどと語っている。その....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
玉名・宇土等 ツクボシ 同 下益城郡 これと最もよく似た例は先ず
中部日本において見出される ヅクボ 美濃養老郡 ヅクボウ ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
残っている。九州でもあるいはそうでないかと思うが、自分はまだ一向に聴いていない。
中部日本ではいわゆる北アルプスの麓の谷に、雲雀は元馬飼であったという話がある。馬....