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中酒
「中酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
のう……一盃遣りなさい」 と一盃飲んでお梅に献す、お梅が飲んで和尚に献す。その
中酒の酔が廻って来まして、 永「眞達は帰りませんわ、大門まで遣ったが、お梅はんお....
「魔像」より 著者:林不忘
んだ。アイ来たとばかり、ゴロゴロしてるやつが毎晩出かけて来る。無料《ただ》で一晩
中酒が呑めるんだから、こんなうまい話はない。今夜も、いま、遊佐剛七郎、春藤幾久馬....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
一家ともスムーズにはいかなくなり、内憂外患だんだん私は心の苦悩を忘れるため四六時
中酒を煽り、とうとう酒気が絶れると舌がもつれ、手が痺れ、しごとができなくなり、ひ....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
で……」 佐々爺は手拭で顔をゴシゴシこすりながら、何べんも頭を下げた。もう身体
中酒でプンプン匂っていた。人集りに出るときは、佐々爺は何時でも酒をやらないと、も....