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中里介山
「中里介山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中里介山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「追憶」より 著者:芥川竜之介
は大旅行をしても、旅費は二十円を越えたことはなかった。僕はやはり西川といっしょに
中里介山氏の「大菩薩峠」に近い丹波山という寒村に泊まり、一等三十五銭という宿賃を....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
かったが、従来の型の如き型を破った髷物《まげもの》小説は、僅かに、指折ってみて、
中里介山の「大菩薩峠」(都新聞)、国枝史郎の「蔦葛木曾桟《つたかずらきそのかけは....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
古に紫式部の源氏物語――近代に及んで曲亭馬琴の南総里見八犬伝――未来に至りまして
中里介山居士の大菩薩峠――」 大菩薩峠も、鐚の口頭に上ったことを光栄としなけれ....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
きたい。 第八 石碑、銅像、紀念碑の類は一切やめて、ただ大菩薩峠の上あたりへ「
中里介山居士之墓」とでも記した石を一つ押し立てればよろしい、併し遺骸はなるべくゆ....
「中里介山の『大菩薩峠』」より 著者:三田村鳶魚
上
中里介山さんの『大菩薩峠』(普及本の第一巻)を読んでみる。これは最初のところは、....
「昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
ている大仏《おさらぎ》次郎が、ひとり大衆文学界の寵を独占していた観がある。それは
中里介山が完全に沈黙し、白井喬二が次第に勢力を失って、今や、大衆文学壇において、....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
綸は決して空疎でなかった。もし小説に仮托するなら矢野龍渓や東海散士の向うを張って
中里介山と人気を争うぐらいは何でもなかったろう。二葉亭の頭と技術とを以て思う存分....
「書物を愛する道」より 著者:柳田国男
定し、しかも其中途で既に写し伝えられて居るものも多い。分量では徳富蘇峰の国民史、
中里介山の大菩薩峠の如きものはまだ無かったが、何しろ久しい歳月を掛けて居るから態....