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中重
「中重〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中重の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
病手当の三つは完全に利害をファヤマンの方と一致した。そして、その三つは、要求条項
中重要なものであった。「だから、われわれは、この要求をファヤマンの方へ無断でやる....
「琵琶伝」より 著者:泉鏡花
望、悲惨、そのひとつだもなおよく人を殺すに足る、いろいろの感情に胸をうたれつ。就
中重隆が執念き復讐の企にて、意中の人の銃殺さるるを、目前我身に見せしめ、当時の無....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
うけい》を持っているらしい。
羽柴秀吉をして、明智光秀たらしめなかったものは竹
中重治である。一代の英雄のうしろには、必ず、また一代の明哲がいる。竹中半兵衛の如....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
公期日変更願その他 二通 一一・九九
ほかに、七月十六日づけ請求で、その
中重複している分をさしひいて。
木島 公・調 四(一、二回)
袴....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
の像がありましたけれども、学校の火事の時焼失しました。 それから、美雲の弟で竹
中重吉(光重と号す)も、兄が来てから間もなく来ました。兄弟の父は今申す鎧師、その....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
此方にちりばめて神々しいばかりである。供人の殿ノ法印以下は、衛府を入って、さらに
中重ノ門までは参入したが、当然、そこからさきへは行かれなかった。供一同は兵部省側....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
んじて仕えていることが、何かあり得ない事を見たような気がした。美濃菩提山城の子竹
中重治といっては、世上の軍学者でその名を知らない者はないほど夙に聞えている大才で....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
だと心得ている者があるだろうか――私の感じるところを率直に言えば、米の飯こそ料理
中重要な料理の一品であって、しかも宴会などにおいては、最後のとどめを刺す役まわり....