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中野重治
「中野重治〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中野重治の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新たなプロレタリア文学」より 著者:宮本百合子
一 さきごろ
中野重治が二つの短いアレゴリーを『改造』へ書いた。 自分はよんでいないけれども....
「ある回想から」より 著者:宮本百合子
知らないんですか」 といわれた。 「執筆禁止ですよ」 「誰が?」 「宮本百合子、
中野重治それから――」何人かの姓名が告げられた。評論家も何人か入っている。窪川夫....
「現代文学の広場」より 著者:宮本百合子
したがって非現実的な解釈のしこりの疼きである。民主的な文学の困難さは、微妙な形で
中野重治の「五勺の酒」にあらわれている。異った角度からいくつかの問題を示唆して「....
「歌集『仰日』の著者に」より 著者:宮本百合子
感想が、散文をかくものからの感想として何かのお役に立つならば幸であると存じます。
中野重治の『斎藤茂吉ノオト』をおもちでしょうか。窪川鶴次郎の『短歌論』をおもちで....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
人間が、銘々一体どういう話しを喋ったか、私は不幸にして聴かなかったから判らない。
中野重治氏によると(『都新聞』)その内には俗論聞くに耐えぬものがあったそうだが、....
「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」より 著者:宮本百合子
六事件があったのが前年の三六年のことである。 一九三八年(昭和十三年)一月から
中野重治と私と他に数人の評論家が、思想傾向の上から内務省として執筆させることを望....
「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」より 著者:宮本百合子
がはさまっている。一九三八年(昭和十三年)一月から翌る年のなかごろまで、作家では
中野重治と宮本百合子が作品発表を禁じられたからであった。 また一九四一年(昭和....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
――『冬を越す蕾』。 いね子――佐多稲子。 松田さん――松田解子。 原泉夫妻――
中野重治と原泉子。 トムさん――村山知義。 山田さんの奥さん――山田清三郎の妻。....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。 生活の変化のこと――この年一月から翌年の夏頃まで内務省検閲課の干渉によって
中野重治・百合子の作品発表が禁止された。 店の方が形つくと――窪川夫妻がコーヒー....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
又曇って来ましたね。久しぶりの外気。風邪をお大切に、呉々。
卯女ちゃん――
中野重治の娘。
三月二十六日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
「毛のぬけた軍鶏《しゃも》に近い。」本当です。
重治さん、つとめやめた話――
中野重治は、市の知識人失業救済の仕事に勤務していた。
四月二十七日 〔巣鴨....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
。私小説は書いていない。あんな風にコムミュニスト作家がなるとたのしいんだがなあ。
中野重治にもそうしたむきはあるが、やはりカタイ。政治家になってしまって、昔の鋭さ....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
の活動を取扱った作品等は、プロレタリア文学には幾つかある。立野信之、細野孝二郎、
中野重治、小林多喜二等によって幾つかは生産されている。そこには、あるいはこく握の....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
芸学樹立のために動員すべき専門の会員を挙げて見ると、江口渙、森山啓、窪川鶴次郎、
中野重治、新島繁、甘粕石介、高沖陽造、本間唯一、伊豆公夫、徳永泰を始めとして、決....
「文芸評論の方法について」より 著者:戸坂潤
いようにも考えられる。それから又作家であると同時に評論家である場合も、大変多い。
中野重治、中条百合子、窪川鶴次郎、森山啓(後の二人の詩人兼評論家は最近「作家」の....