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丸公
「丸公〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丸公の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「流行暗殺節」より 著者:佐々木味津三
斬ろうと狙ったら、もうこっちのものじゃ。そんなに床いそぎせんでもええ。――富田の
丸公」 「へえ」 「へえとはなんじゃい。今から町人の真似はまだちっと早いぞ。おま....
「ほうき一本」より 著者:宮本百合子
、十一月には国民家計が三百円ほど黒字になるといった。ところが十一月には、あがった
丸公につれてヤミまであがって、ヤミ買を拒絶した山口判事の死がつたえられた。勤労者....
「今年こそは」より 著者:宮本百合子
なら八十五円に当る千八百円ベースというもので、とどめをさされた収入なのに、物価は
丸公の値上りで、あがる一方の一年でした。国民所得を戦前の百倍として、税は百二十六....
「夜の靴」より 著者:横光利一
日から大工が廂を上げに来るのでのう。工賃を米でくれというので、それじゃ、どっちも
丸公にしょうというたばかりじゃ。はははは。米を持ってると、何んでも公正価でいける....
「“生れた権利”をうばうな」より 著者:宮本百合子
政府が十一月には国民家計が三百円黒字になるといわれたことを深刻に思いあわせます。
丸公が値上げになったために一般家計が窮迫しはじめたのも昨年中のことです。 寿産....