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丸取り
「丸取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
丸取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
しろにやくして、ごく泰然自若たるものです。なるべくならば血ぬらさないで、身ぐるみ
丸取りにしようと思いましたものでしたから、仙次の腕やいかにと静かにその体へ目を配....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
ったが何よりの証拠なんだ。野郎共め、今頃はほくそ笑みやがって、珠数屋の二十万両を
丸取りにしようとしているに違げえねえんです。いいや、お大尽も早えところ片附けなき....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
面を百五十両に売り込めば、差引き百両の儲けは見られる。この能役者に売ったのでは、
丸取りにしても二十五両にしかならない。そこらの胸算用をしてかかると、たとい法外の....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
助けてやれば、その半分を貰うはずでしたが、相手がみな死んでしまったので、その金は
丸取りです。金高はいくらだか知りませんが、徐の家がにわかに工面よくなったのは事実....