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「丸型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

丸型の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
、とたんに何者かが奥から、 「これを胸へ下げてください」 と云ったかと思うと、丸型の赤い番号札が例の穴から、ひょこんと出て来た。 (呀っ!) そのとき、三千....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
剖台も、鋭利な器具を立て並べた、小さな卓も置いてはない。 まず中央に紫檀細工の丸型のテーブルが据えてあり、それを取り巻いて二脚の牀几と、深張りの一脚の肘掛椅子....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
阪東米八の楽屋であった。 午後の陽が窓からさしていた。あけ荷、衣桁、衣裳、鬘、丸型朱塗りの大鏡台、赤を白く抜いた大入り袋、南京繻子の大座布団、ひらいたままの草....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
いと類を見ない。 二間一尺の軽竿、道糸を竿丈より一尺短くして、三匁乃至五匁の銃丸型の錘をつけ、鮎毛鈎に蛆をさして、瀬脇へ振り込み、右の腕を前方へ真っ直ぐに伸ば....
氷湖の公魚」より 著者:佐藤垢石
の、道糸は秋田の十五本撚り。錘から上三、四尺は二厘柄のテグスを使い、錘は三匁の銃丸型がいい。鈎はドブ釣り用の加賀の毛鈎を四、五本つける。万事鮎のドブ釣りの仕掛け....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
に横須賀という町があります。そこで売る凧は珍らしいものであります。形が他になく、丸型と扇型とが上下二段に繋がっていて、よく巴紋などを描きます。いずれも手描きで、....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
られて、黒塗の四角い蓋がしてある。その真上には差渡し二尺以上もあろうかと思われる丸型の大時計が懸かっているが、セコンドの音も何も聞えないままに今の時間……七時四....