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「丸本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

丸本の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
壊れたバリコン」より 著者:海野十三
飛び出して来た僚兵に僕を当直将校室へ案内することを命じて呉れました。 当直将校丸本少佐は、何でもないという顔付をして僕の待たせられている応接室に入って来ました....
火薬船」より 著者:海野十三
きからのさわぎをもうわすれてしまった顔附で、せっせと釣道具の手入れによねんのない丸本慈三という水夫が、口を出したのである。 「な、なにをッ」 「なにをじゃないぜ....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
、この人は漢学者で、漢詩を多く作り、また浄瑠璃(義太夫)が好きで、自分で浄瑠璃の丸本を書いたのも二、三種あった。それほど浄瑠璃には詳しかったから、凡ての浄瑠璃本....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
聴かされるに連れて、眼の先が少しは明るくなったようにも感じられた。老人は義太夫の丸本三百余種を所蔵しているそうで、わたしはその中から二百種ほど借りて読んだ。『東....
かたき討雑感」より 著者:岡本綺堂
た。よし原の秋篠なども芝居になりそうでならない。もっとも「女郎花由縁助刀」という丸本にはなっているが、芝居や講談の方には採用されず、したがってあまりに知られてい....
獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
子」という俚称のある事である。先頃、民俗芸術会の同人諸氏と見学した、赤塚村大字徳丸本の獅子舞に用いた頭なども、土地の人々は「重箱獅子」と云うているが、鶏毛で飾り....