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「丸橋忠弥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

丸橋忠弥の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
たもんです。鈴ヶ森で仕置になった人間もたくさんありますが、その中でも有名なのは、丸橋忠弥、八百屋お七、平井権八なぞでしょう。みんな芝居でおなじみの顔触れです。 ....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
でいます」 それが口切りで、けさは由井正雪のうわさが出た。老人は商売柄だけに、丸橋忠弥の捕物の話などもよく知っていた。それから縁をひいて、老人は更にこんなこと....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
である。 そこで、由井正雪《ゆいしょうせつ》陰謀事件が慶安四年十一月二十九日|丸橋忠弥《まるばしちゅうや》らの処刑で結了すると、幕府は直ちに浪人の処分の事を議....
明治座の所感を虚子君に問れて」より 著者:夏目漱石
ために作ったものをやってるからだろうと思う。例を挙《あ》げると、いくらもあるが、丸橋忠弥とかいう男が、酒に酔いながら、濠《ほり》の中へ石を抛《な》げて、水の深浅....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
へかかなぐり捨てて、いずれも素面で、いっぱいやっているところは、何のことはない、丸橋忠弥を四人並べたようなものです。 「ほかのものはとにかく、摺付木《マッチ》を....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
というときこえがいいが、覗《のぞ》いてきたままを台所でやるのだ。譬《たとえ》ば、丸橋忠弥の堀ばたとか、立廻りの見得とか、せまい台所でほんものの雨傘をひろげるのだ....
正雪の遺書」より 著者:国枝史郎
丸橋忠弥召捕りのために、時の町奉行|石谷左近将監が与力同心三百人を率いて彼の邸へ....
尊攘戦略史」より 著者:服部之総
視によるので、それも彼の学説が大藩に迎えられたためでなくたまたま当年の浪人に――丸橋忠弥《まるばしちゅうや》がそう自白したと伝えられる――信奉されたという理由か....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
振の状態をつづけ、各座いずれも経営に苦しむ。 ○三月、守田座において市川左団次の丸橋忠弥初演、大好評。 ○四月、三代目沢村田之助、再び脱疽のために残る片足を切断....