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「丸沼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

丸沼の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
竜宮」より 著者:豊島与志雄
いう深淵がある。 群馬県の山奥、といっても、利根川の支流の溪谷だが、沼田駅から丸沼温泉へ行く途中に、吹割の滝という美しい滝がある。日本のナイヤガラとも言われる....
山吹の花」より 著者:豊島与志雄
ったのか。どうして、先方から追っかけて来たのか、こんな処まで。 此処、奥日光の丸沼温泉。上越線の沼田駅から十二里。バスで、畑中の道を走り、峠を越して、片品川の....
雪代山女魚」より 著者:佐藤垢石
水を集めてくる笠科川の岩魚は、凄いほど勇敢に餌に向かってくるのである。 菅沼と丸沼の水を集めて、金精峠から西に向かい片品川へ落ちこむ大尻川には、今年山女魚と岩....
水の遍路」より 著者:佐藤垢石
ぎさに佇めば、前白根に続いた近い斜面の叢林が美しい。 金精峠を越して菅沼へも、丸沼へも行った。そして、大尻川を下って鎌田へ出て、さらに戸倉の集落を過ぎて尾瀬沼....
秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
小さな隆起を二つ許り越して、倒木の横たわっている笹の中を一の峰に登った。菅沼と丸沼とを分つ尾根が南に出ている。途中ふり返る度に湖水をこえて奥白根の絶頂が高く仰....