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丹朱
「丹朱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
怪庵
一
上野の堂坊のいらかが、冬がすみのかなたに、灰黒く煙って、楼閣の
丹朱《にしゅ》が、黒ずんだ緑の間に、ひっそりと沈んで見える、谷中《やなか》の林間....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
は聖福寺《せいふくじ》や崇徳寺《すうとくじ》の唐瓦。中でも崇福寺《すうふくじ》の
丹朱の一峰門が山々の濃緑から抽《ぬき》ん出て、さながら福建《ふくけん》、浙江《せ....